2019年ソニー生命が発表した、男子高校生のなりたい職業1位に「ITエンジニア・プログラマー」が選出されました。
同ランキングで男子中学生の3位にゲームクリエイター、4位にITエンジニア・プログラマーが入っており、いずれもプログラミングの知識を必要とする職業です。
2020年度より小学生、2021年度には中学生、2023年度には高校生と順次プログラミングの必修化が進んでいく中、対象となる学生の意識も高まってきているという証拠でしょう。
しかし今の高校生は、学校でプログラミングに触れることなく卒業となり、後世代に遅れを取ってしまいます。
そこで、今回は高校生がプログラミングを習得する重要性と、プログラミングスクールのメリットやおすすめ教室を紹介していきます。
目次
高校生がプログラミングを学ぶメリット
IT業界の拡大に伴ってプログラミングは習得しておいた方が将来性が高くなります。
特にプログラミングを学ぶ過程で身に付く、論理的思考と問題解決力はこの先の長い人生の中で、仕事でも私生活でも役立ってきます。
ここではプログラミングを学ぶと身に付く代表的なスキルと就職に有利に働く理由を説明します。
就職に有利
「2020年問題」と言われるほど、IT業界で人材不足が悩みの種と化しています。
IT業界の拡大に伴い、その問題はさらに深刻化していきます。
今、IT業界は猫の手も借りたい状況なのです。
そんな中、プログラミングを習得していれば就職に有利に働きます。
必修化世代が世に出る時には皆がプログラミングを習得しており、スタートラインは同じですが、今はまだ世間でも注目を集め始めたばかりなので、狙い目と言っても過言ではありません。
論理的思考
プログラミングでは、目標を決めたら筋道を立てて具体的にプログラムを組む必要があります。
なぜなら機械は「ゆっくり歩いて」と曖昧に指示するだけでは、「起動したら3km/hで歩行してほしかった」という意図を読み取れないからです。
機械に思うように動いてもらうためには、頭をフル回転させて「こうしたらこうなる、だからこういう結果が得られる」という論理的思考の連続なので、自ずと論理的思考力がついてきます。
問題解決力
プログラミングは試行錯誤の連続です。
いくら論理的に考えていたところで、一発では思うような結果が得られないことがほとんどです。
問題点を探し出し、どうすれば思うように動くか再考し、試してみることを繰り返していくことで問題解決力が備わってきます。
プログラミングスクールのメリット
プログラミングを学ぶメリットが分かったところでえ、今度はスクールに通うメリットを紹介します。
短期集中で習得可能
プログラミングの学習に終わりはありませんが、一通りの基礎知識を得られる短期プログラムを開催しているスクールもあります。
夏休み・冬休みの長期休暇を利用したコースや1年で初心者からゲームやアプリをリリースする実力が付くコースもあり、社会に出るまで時間が無い高校生にはもってこいです。
挫折の可能性が低くなる
オンラインサロンや書籍を使用して独学でも可能ですが、周りに詳しい人がいないと分からないところで躓いてしまいます。
その点、プログラミングスクールでは、プロのプログラマーや、自社教育を受けた人が講師をしているので、分からないことをすぐに解決できます。
また、仲間ができるのでモチベーションも上がり、挫折しにくくなるのです。
プログラミングスクールおすすめ5選
就職や進学にも役に立つプログラミングを本格的に学べるスクールを紹介します。
短期集中コースや社会人向けだけど実践的な内容を学べる教室まで様々なので、お子さんにあった教室を見つけてみてください。
1.Life is Tech!
中学生・高校生のプログラミング教室・スクール・教育ならLife Is Tech!
中学生から高校生までを対象にしたプログラミングスクールです。
初心者から始めても1年でアプリやゲームをリリースできるほどの実力が付く本格的なスクール。
SchoolとCampがあり、Campは4~5日間の短期集中コース。
夏休みや冬休みなどの長期休暇を利用して行います。
会場は東京大学や稙田大学など全国の有名大学ばかりです。
進学を考えている高校生にとっては、大学を肌で感じられる良い機会にもなります。
基本情報
スクール名:Life is Tech!
入塾金:20,000円
月謝:春学期(5月~9月)16,000円、秋学期(10月~3月)16,666円
教室数:7教室 東京、横浜を中心に名古屋、大阪にも展開
備考:ノートパソコン持ち込みで授業を行っているので、お持ちでない方は購入が必要
公式HP:https://life-is-tech.com/school/
2.DMM WEB CAMP
転職を考える社会人向けのプログラミングスクールなので、より実践的な内容を学ぶことができます。
年齢制限は特になく、幅広い年齢層の方との交流もできます。
1ヶ月毎に基礎学習、チーム開発、ポートフォリオ作成と段階を踏んでいくので、初心者にも優しいカリキュラムとなっています。
開講日は11:00~22:00まで、事前予約なしで好きな時間に通うことができます。
部活動で忙しい高校生でも通いやすい環境が整っています。
基本情報
スクール名:DMM WEB CAMP
入塾金:—
月謝:15,500円~(初回料金有)
教室数:3教室 渋谷、新宿、難波に展開
備考:分割払い、お友達紹介割引などの制度有
公式HP:https://web-camp.io/price/
3.LITALICOワンダー
チームラボ株式会社代表取締役の猪子寿之さんや多くの著名人の方が、最先端理論に基づく学習環境を絶賛するプログラミングスクールです。
ゲーム&アプリエキスパートコースでは、プロが使用するツールを使ってゲームやWebページの作成を学べます。
基本情報
スクール名:LITALICOワンダー
入塾金:15,000円
月謝:20,000円(授業数4回/月) 12,000円(授業数2回/月)
〈ゲーム&アプリエキスパートコースのみ〉
24,000円(授業数4回/月) ※2回/月は実施なし
教室数:18教室 東京を中心に神奈川、埼玉に展開
備考:教材費2,000円(授業数4回/月) 1,000円(授業数2回/月) 教室運営費月2,000円が別途必要
公式HP:https://wonder.litalico.jp/
4.PROCLASS kids
ロボット、スクラッチ、マインクラフト、ゲームアプリの4つのコースがありますが、コースも時間も自由に変更、都合が良い時間で授業を受けることができます。
使用教材はオリジナルカリキュラムで、レベルにあったちょうど良い難易度で授業を進めてくれるので、挫折しにくい環境が整っています。
基本情報
スクール名:PROCLASS
入塾金:10,000円
月謝:グループレッスン7,980円~、マンツーマンレッスン24,000円~
教室数:1教室 京都市中京区
備考:ノートパソコン持参。レンタルは1台3,000円
公式HP:https://proclass.jp/kids/
5.STAR Programming SCHOOL
総務省が推進する「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業に2期連続で選定された信頼のおけるプログラミングスクールです。
映像を使用して視覚的に理解したところで、練習課題に取り組むことを繰り返し行うため、身に付きやすい授業内容となっています。
お子さんの個性に合わせて、集合学習か個別学習が選べるところもやる気を引き出すポイントです。
基本情報
スクール名:STAR Programming SCHOOL
入塾金:6,000円
月謝:2,000円+コース別7,000円~
教室数:100教室以上 東北エリアから九州エリアまで
備考:ノートパソコン持参。レンタルは1台3,000円
公式HP:https://www.star-programming-school.com/
まとめ
高校でプログラミングが必修化されるのは2022年度と言われています。
2020年度に高校一年生になったお子さんは、学校の授業でプログラミングに触れるのは1年少々です。
大学でも学ぶ機会はありますが、後世代と比べるとどうしても時間数が足りないことは否めません。
必修化されたということで、社会からもできて当然とみられることもあるでしょう。
今の内からプログラミングスクールに通わせることで、お子さんに強い武器を備えてあげることも必要かもしれません。